注文住宅を建てる際に注意するべき点とは?後悔しない家づくりを!

公開日:2021/08/15   最終更新日:2022/03/07            
         
注文住宅を建てる際に注意するべき点とは?後悔しない家づくりを!

「家を建てたいけれど、具体的に何をすればよいのかわからない。」「後悔しない家づくりをするためにはどうすればよいのだろうか?」など、初めてのマイホームづくりでは、疑問や不安が尽きないものでしょう。事前に知っておきたい知識などもあるのではないでしょうか。これからマイホームを建築したい人が抑えておくべきポイントを紹介します。

家を建てるまでの流れは?

注文住宅を建てることを決めたら、最初にやらなければならないのは予算決めです。家を建てる際、現金で一括購入する人はごくわずかで、ほとんどの人は住宅ローンを利用するでしょう。住宅ローンで借りられる総額は、収入や貯金・借入状況によって変わってきます。自分がいくら借りられるか知ることで、「いくらの家を建てるとよいか」を決めるとよさそうです。住宅工務店やハウスメーカーでも「住宅ローン相談会」といった形で、フィナンシャルプランナーに資金面の相談ができるイベントを開催しているので利用してみてもよいでしょう。

いくらの家を建てるかが決まったら、次は土地探しです。建て替えでなければ、総予算のうちどれだけを土地に割り振るか概算を出しましょう。土地の価格はエリアによって異なります。駅からの距離、ファミリー層であれば学校区、周辺環境も加味して希望エリアを決め、売り出し中の土地を探すとよいでしょう。不動産ポータルサイトに掲載される情報もありますが、何件か不動産屋に依頼しておくと、インターネットに掲載する前の情報を教えてもらえることあります。

ほかにも、一緒に土地を探してくれる注文住宅業者もあるようです。土地が決まったら、実際に家を建てる建設会社を決めましょう。自分が家を建てたいエリアにはどのような工務店やハウスメーカーがあるか調べ、気になる会社とアポをとり要望を伝えて、間取りプランと見積りを出してもらいます。特定の業者が提供しているサービスなどを使って、要望に合いそうな住宅会社を複数提案してもらい、予約を代行してもらうことも可能です。

建築にかかる費用や工法、家の性能、サービス、保証、営業マンなどを比較して、依頼する会社を決めてください。構造見学会や完成見学会に参加することで、より理解を深めることもできるでしょう。建築を依頼する会社が決まったら、仮契約を交わします。仮契約時点では契約を取りやめることも可能ですが、申込金として5~10万の支払いが発生する会社も多いので、キャンセル時の申込金の取り扱い規定などは事前に確認しておきましょう。

仮契約後に設計士も交えたプランニングの打ち合わせを開始し、土地の地盤調査も行います。地盤改良工事が必要な場合は、見積りに反映させてもらってください。キッチンやバス、トイレなどの住宅設備やオプションについても確定し、最終的な見積りがでたら住宅ローンの仮審査を申し込みましょう。プラン、工期、見積内容が固まった時点で本契約(工事請負契約)を結びます。本契約をしたら、住宅ローンの本申込と建築確認の申請を行ってください。

建築を予定している建物を法令に照らし、実際に建築して問題ないかを市町村に申請して建築確認をとったら、地鎮祭を執り行い着工の流れとなります。基礎工事がおわると、柱や梁などの基本構造を完成させる上棟(上棟式)に取りかかるようです。地鎮祭や上棟式は省く人も増えていますが、開催する場合は数万円~10万円程度の費用がかかります。建物が完成したら施主検査を行い、問題なければ鍵の支給を受け、登記を完了することで建てた家が名実ともに自分のものになるのです。

注文住宅を建てる際に注意するべき点

注文住宅を建てる際に気を付けてほしいのが資金計画です。家を建てる際にはさまざまな費用がかかりますが、家を建てる時にかかる資金だけでなくランニングコストも考えましょう。固定資産税やメンテナンス費用、教育費、保険料も考慮して毎月のローン支払い額を決定します。手元の現金がゼロになり急な出費に対応できなくなったり、無理をしてローンを組んだために家計が破綻することになったりしないよう、余裕をもった資金計画をたてるようにしましょう。

住宅会社との契約後、トラブルになるのは資金と工事の問題です。契約前にサービスといっていた項目の料金を請求されたり、不良が見つかったのに直してもらえなかったりするケースもあるので、誠実に対応してくれる業者かどうかを契約前に見極めるようにしましょう。家を建てる際に自分の希望を通しすぎると、無理のある間取りになって使い勝手が悪くなったり構造的に弱くなってしまったりすることがあります。要望は伝えつつもある程度は任せたほうが住みやすい家に仕上がることが多いようです。

後悔しない注文住宅業者の探し方

注文住宅業者を選ぶポイントは「工法」「性能」「デザイン」「コスト」です。工法とは木造、ツーバイフォー、プレハブ、鉄筋コンクリート造、など家を建てる素材と建て方を指します。それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分の理想の家はどの工法か比べてください。性能は耐震性、耐火性、気密性などです。

エリアによって適した家は異なるので、地域にあった家を建ててくれる会社を選ぶとよいでしょう。コストについては、標準の建築費用にどこまで含まれるかが各社異なります。純粋な建築費用のみの会社もあれば、地盤改良費や太陽光設備、カーテンや照明といった設備を含む会社もあるため、内容を把握したうえで決めましょう。

住宅会社では最初についた営業を後から変えにくい慣習があるので、優秀で実績のある営業に担当してもらうためには、アポイントをとったうえで話を聞いてください。成約を急かしたり、他社を批判したり、自社のデメリットについて説明できなかったりする会社は避けたほうがよいでしょう。家づくりでは営業との相性も重要です。説明や対応で信頼できる会社か判断してください。

 

注文住宅建築はわからないことばかりですが、資金計画をたて、信頼できるよい注文住宅業者に依頼できれば後悔のない家づくりができます。自分自身でもしっかり知識をつけ、よい会社を見極めてください。

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